桜川透木釜

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高橋敬典作

透木釜は炉の終わりに近い時期に炭火が見えないように暖気に向かって羽で炉を覆うようにします。そして透木にあててかける茶の湯釜の形状でいずれも羽釜です。透木は敷木より転化した言葉で炉壇の肩縁に置き、釜の羽を支え、釜を透かして通風をよくするために使用する拍子木形の木片です。
桜川はこの釜のように肩から胴にかけて横筋が五本通り、斜線の網目が交差し胴の中ほどに桜の花弁が散って、網か籠にかかった姿をあらわしています。鐶付は遠山で蓋は一文字、蓋のつまみと座は梅です。全体にきれいな状態ですが、釜の中と底や蓋には使用感があります。
高橋敬典氏は大正9年に山形市に生まれました。山形工業試験場技術研修所卒業ののち、長野垤志に師事されます。釜肌、蓋、鐶付にも細心の注意をはらい、使いやすく用に即するためのさまざまな制約の中で創意工夫を凝らされて平成8年に重要無形文化財「茶の湯釜」保持者に認定されました。人間国宝として伝統の技法を追求した上に独創と現代の造形としての釜ずくりを目指し優れた作品と山形鋳物の文化を全国に知らしめ、平成21年89歳でお亡くなりになりました。
この釜は高橋敬典氏がデザイン・監修して工房にて制作された品質の高い釜です。

共箱

口径11.8cm 胴径(羽先まで)33cm 高さ21cm

45,000円

※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。