石州好 法螺貝釜
マウスを重ねるとイメージが拡大されます。
高木治良兵衛作
武家茶道らしい弾肌で、釻付が法螺貝です。
戦国時代には、合戦における戦陣の合図や戦意高揚のために、陣貝と呼ばれる法螺貝が用いられた。
蓋の摘みが南鐐で逆瓢形です。釜底も石州好になっています。
石州流は片桐石州(貞昌)を流祖と仰ぐ武家茶道の流派。ひとくちに石州流と言っても様々であり、
初期の伝承系譜によって大きくいくつかの派に分けられるほか、地域ごとに様々なグループを形成している。
昭和初期に当時の当主である片桐貞央子爵を軸に石州流の大同団結が図られ、戦後に財団法人高林庵が発足し、片桐家を宗家とする一種の家元制度が成立したが、現在は石州流茶道宗家(一般財団法人高林庵、大和郡山市)と茶道石州流宗家(奈良市)に分派した。
この釜には石州流茶道宗家の十六代片桐貞光宗匠の花押が入り、書付がございます。
作家の高木治良兵衛氏の初代は安政2年大西家より独立し三条釜座で創業した。
初代の兄は大西家12代浄徳。
釜の形と肌も流石に治良兵衛氏らしい丁寧な造りに出来上がっています。
上桐の共箱で左右相称組で蓋の甲部分が四方面取りの石州好みになっております。
釜の内部もきれいで、キズ欠点なく良い状態です。作家共布付
片桐貞光箱
共箱
高17.8cm/蓋高4.7cm口径10.2cm胴径25cm
売約済
※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。