軸 横物

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小林太玄老師筆

大徳寺塔頭の黄梅院ご住職小林太玄老師ご染筆の豪快な横物の軸でございます。
老師は中国の奉天の生まれで6歳で両親を亡くされご苦労をなされました。
昭和36年相国僧堂に掛塔し大津攊堂師に参禅。昭和50年黄梅院のご住職に就任なさいました。
黄梅院は戦国武将小早川隆景の援助を受け1588年に完成しました。
庭園「直中庭」は千利休作と伝えられ茶室は武野紹鴎好み「昨夢軒」があります。
小林太玄老師は「和顔愛語」で剛毅朴な名僧として知られております。
ご染筆の「一期一会」の一期は人間の一生涯、一会はただ一度限りの会合のこと。人生は生命が母の胎内に宿ったときから、瞬時をおかず生滅を繰り返しながら、成長し老い死を迎えてゆく。その一瞬一瞬は二度と繰り返すことはない。この茫々流転の無常の世界を即今即処を油断なく、これ一回限りと精一杯の充実した生き方が人間に課せられた重要課題であります。
人生は今生一回限りのものと心得て何事にも誠心誠意にふるまいを見せねばならないとコロナ禍においてつくづく実感いたします。
軸の裂地は上下水色支那パー 風帯一文字遠山竹屋町 中廻し紺地支那パーで輪補褙に表装されております。関防印「無尽蔵」氏名印「黄梅」雅号印「太玄」です。
未使用品

共箱

全体縦117cm/横68cm 本紙縦27cm/横65.7cm

30,000円(税込)

※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。