籐組手付炭斗
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太い籐でざんぐりと編んだおもむきのある炭斗です。日本に籐が入ってきたのが中国を経由して千年近く前で竹籠や茶道具の縁まわしなどの装飾に使われはじめました。正倉院の重ね籐の弓、厳島神社に平家が奉納した宝物や出雲大社の箙に籐が使われたりと貴重な遺産として残されています。 この炭斗も職人が丹精をこめてつくりあげました。茶事では炭手前がひとつのヤマ場となり、客の注目する場面で持ち出される重要な器となります。
手付の炭斗は老人か巧者の方がとの事ですが、何方でも趣向によってふさわしくお使いいただけます。
手は縦にして使用してください。
昔に商家で火鉢に炭をいれる時にお使いになられたかもしれません。
お使いの季節はいつでもよいかとおもいますが夜咄にいかがでしょうか。
底裏に棕櫚を敷き、内側に黒和紙をはっています。
内黒紙は交換修復できますが、時代の侘びた風情の味わいを楽しんでください。
中におとしを入れていく籠花入としてもお使いいただけます。
胴径28cm 口径22cm 総高21.5cm
30,000円(税込)
※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。