祥瑞写水指

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五代眞葛宮川香斎作

祥瑞は中国明代末の景徳鎮窯で作られた上手の染付のことをいいます。
日本からの注文で作られ、上質の高嶺土を使った精白な素地に最上手の呉須浙青で絵付けしているため鮮やかな瑠璃色をしております。
この水指も本歌通りに緻密に松竹梅を描き込み見込みの中まで山水模様が描かれています。胴の中央に輪を入れ、紐で締めた形をとっています。胴締めの下は窓枠文になっており古代中国の風景が描かれています。
蓋も丁寧に丸紋など本歌の特徴を取り入れて、蓋裏には神の使いとされている鯰が描かれています。摘みは蕗の薹です。底裏の落款と高台の素地も綺麗です。棚に良く合いますので、四季を問わずお使いいただけます。
5代香斎は昭和20年に4代永誉香斎の長女と結婚し京都国立陶器試験場の伝習生を経て陶芸の道にはいりました。昭和21年久田無敵斎宗匠に入門昭和47年5代香斎を襲名し、三千家久田家より数多くの好み物が作品としてございます。
平成14年に隠居し平成28年にお亡くなりになりました。この水指は5代香斎の代表的な水指のひとつです。

鵬雲斎大宗匠箱

共箱

胴径17cm口径15.5cm高20.5cm(蓋摘み共に)

売約済

※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。