大樋嶋台茶碗

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十代大樋長左衛門作

お祝いの席にて金銀の盃を重ねて使っていたことから、金銀の盃一組が嶋台と呼ばれるようになりました。
客の接待や婚礼の儀などに用いられる飾りの台からの意味合いで、盃を茶碗に表したものが、嶋台茶碗です。
この御茶碗は飴楽によって大小ふたつの茶碗の内側にそれぞれ金箔と銀箔を貼り付けたものです。
作家の十代大樋長左衛門は昭和2年金沢で生まれる。
日展や日本現代工芸美術展などに出品し大樋焼にとらわれない自由な発想で作陶され、文化勲章も受賞されました。
平成28年には「長左衛門」の名跡を長男大樋年雄に譲って、大樋陶治斎を名乗っています。
焼成前の釉色は真赤な色ですが、焼き上がりは飴のようにトロットとした美味しそうになります。
天然産の酸化鉄を原料に、紅殻や鬼板を加えて調合します。松の割木の薪による味わいはとても良い風情がでます。
この嶋台茶碗は新品同様で未使用品です。桐箱も共にきれいな状態です。作家共布付

共箱

金:高6.8cm口径15cm 銀:6.5cm口径18cm

150,000円(税込)

※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。