鵬雲斎好モール累座建水

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大西浄心作

千家十職の釜師で十五代大西浄心氏は十四代浄中氏の次男として大正13年に生まれました。幼名を益三郎、名を清右衛門、諱を健生でございました。九州大学を卒業後、京都大学大学院、京都美術学校専攻科で学びました。昭和35年に十五代大西清右衛門を襲名されました。
千家好みの釜を多く造り、京釜についての執筆や多くの論文を残し、歴代のなかで随一の綺麗な釜をお好みになられました。平成14年にお亡くなりになりました。この作品は浄心氏の晩年に妻烽玉氏が代筆された共箱になっております。
モールは名物裂の一種で、その浮織模様を写した唐銅のものをモール建水といいます。この建水は鉄鉢形になっています。托鉢僧が施食を受けるために用いる器の形です。張り出した胴の部分に累座が鋳出されています。累座とは、半球形の粒、鋲のような突起が一定の間隔で配列してあり、茶入・釜・花入などにもございます。鵬雲斎大宗匠が昭和40年後半にお好みになられました。
この作品に使用あとはございますがきれいな状態でおすすめできる古物美品でございます。

共箱

高8cm 口径12.6cm 胴径16.3cm

75,000円

※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう加工しておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。